僕・・・女性用風俗でバイトしてまして・・・。第三話|五味滓太郎

僕・・・女性用風俗でバイトしてまして・・・。第三話の見どころ

大学生の主人公・武久（むく）が、学費のためにこっそり始めた“女性専用の特別なバイト”を描くシリーズ第3話。表向きには喫茶店アルバイトを装いながら、裏では女性客に奉仕するという二重生活を送っています。秘密と欲望が交錯するその日常は、ある出来事をきっかけに大きく揺らいでいきます。

本作はシリーズ中でも特に緊張感と背徳感が強く、単なるエロスを超えた“ドラマ性”が魅力です。フルカラーで描かれる美しいビジュアルと、細やかな心理描写が読者を引き込み、秘密を抱えた青年の危うい日常をリアルに表現しています。

学費を稼ぐため、家族や友人に隠れて“女性向けのサービス業”で働いている武久。女性の欲望に応えるその仕事は、肉体的にも精神的にも刺激的な経験をもたらしていました。

しかし、ある日突然の来訪者によって状況は一変。なんと客として現れたのは、自分の担任教師――。

「どうしてこんなところに…」
思わぬ再会に動揺する武久。秘密を隠し続けてきた二重生活は、いま崩壊の危機を迎えます。教師としての顔と、客としての顔。その間で繰り広げられる複雑な関係は、武久の心をさらに追い込んでいきます。

果たして彼は、この危うい状況をどう切り抜けるのか――。

『僕・・・女性用風俗でバイトしてまして・・・。第三話』は、シリーズの中でも物語性と背徳感が一段と際立つエピソードです。秘密のバイトが身近な人物にバレてしまうという緊張感、そしてそこから生まれる人間関係の揺らぎが丁寧に描かれています。

単なるエロ漫画にとどまらず、心理的な葛藤やスリルを味わいたい読者に特におすすめ。シリーズを追っている方はもちろん、単話からでも十分に楽しめる完成度の高い一冊です。

女子校生ジャンルの同人誌を中心に追いかけているライター。
「制服×学園」という舞台設定の中で描かれる、初恋の甘酸っぱさや背徳的なエロスに強く惹かれています。
実際に作品を読み込み、**「本当に抜けるのか？」**という視点でレビュー記事を執筆中。