雨瀬みゆを全国大会へつれてって！の見どころ

雨瀬みゆを全国大会へつれてって！【同人RPGレビュー】

『雨瀬みゆを全国大会へつれてって！』は、弱小野球部をマネージャー・雨瀬みゆが率いて全国大会を目指す、育成RPG＋アドベンチャー要素満載の同人ゲームです。
単なるスポーツ育成にとどまらず、3Dマップ探索、コマンドバトル、借金返済など、多彩なシステムが詰め込まれており、やり込み要素は抜群。

野球部育成シミュレーションに、RPG的な冒険やストーリーの濃さが加わった“複合型RPG”といえます。

3Dマップを探索して、部員候補のスカウトやトレーニングに必要なアイテムを収集可能。
また、資金を稼ぐためのアルバイト要素もあり、資金難の部を立て直す重要な要素になっています。

フィールド探索中に出会うNPCやアイテムは、後の試合を有利にするカギを握るため、単なる作業感ではなく“発見の楽しみ”が味わえます。

野球の試合はフルオート進行。
プレイヤーは適切なタイミングで「応援」コマンドを選び、部員たちにバフをかけて勝利を導きます。
シミュレーションにありがちなテンポの悪さを避けるため、早送り機能も搭載されており、テンポよくプレイ可能。

「じっくり観戦したい人」「テンポ重視で遊びたい人」どちらにも対応している点が親切です。

街を探索していると、不良や変態に絡まれることも。
ここではコマンドバトル形式となり、敵に服を脱がされたり、セクハラを受けるといった要素も盛り込まれています。

さらに、街やダンジョン探索で得られるアイテムは、部員の強化や資金繰りに役立つため、積極的に挑む価値があります。
「野球RPG」ながらも、本格的なRPG要素を楽しめるのが特徴です。

物語の大きな軸のひとつが「借金返済」。
多額の借金を抱えた状況でゲームが進行するため、資金繰りは避けられません。
アルバイトや探索でのアイテム売却によって収入を得て、毎月の返済をクリアしなければ、ゲームオーバーのリスクも。

「返済できなければ夜の店に売られてしまう」というシリアスな要素が加わり、ストーリーに緊張感を生み出しています。

『雨瀬みゆを全国大会へつれてって！』は、
野球部育成シミュレーション×RPG的冒険×借金返済のサバイバル要素が融合した、非常に独創的な同人ゲームです。

これらが組み合わさることで、単なるスポーツゲームでは味わえない奥深さを実現しています。

野球好きはもちろん、RPGファンやシミュレーションファンも楽しめる一作。
「育成」「冒険」「お金のやりくり」という3本柱でプレイヤーを飽きさせません。

女子校生ジャンルの同人誌を中心に追いかけているライター。
「制服×学園」という舞台設定の中で描かれる、初恋の甘酸っぱさや背徳的なエロスに強く惹かれています。
実際に作品を読み込み、**「本当に抜けるのか？」**という視点でレビュー記事を執筆中。