ぽりうれたん短編集

ぽりうれたん短編集の見どころ

本作は、作者によるオリジナル短編32本を一挙に収録した大ボリューム短編集です。
2021年に公開された全年を通した作品群が一冊にまとまっており、サクッと読める読み切り形式ながら、1本ごとにキャラクターやシチュエーションの魅力をしっかり楽しめる構成になっています。

電車や学校、キャンプ、温泉、夏のビーチなど――
「日常のちょっとした出来事」や「偶然の出会い」から始まる恋模様をショートストーリーで描写。

・憧れの先生の意外な一面を知る話
・真面目な風紀委員が垢抜ける理由
・久しぶりに再会した親戚のお姉さんと過ごすひと夏の思い出
・友達の姉との距離が近づいてしまう秘密の関係
・人気者の同級生の隠された素顔　など

ジャンルや展開は幅広く、青春ラブコメ的な甘酸っぱいものから、スリルのある人間関係ものまで網羅されています。

『ぽりうれたん短編集』は、「短編ならではのテンポ感」と「多彩なキャラクター配置」の両立が特徴的な一冊です。
サクッと読める軽快さの中に、それぞれの登場人物の個性や人間関係の妙味が詰め込まれており、ページをめくるたびに違ったシチュエーションを楽しめます。

全32本というボリュームは、読み応えという点でも申し分なし。
「いろいろな設定の物語を一度に味わいたい」という読者にぴったりの短編集です。

女子校生ジャンルの同人誌を中心に追いかけているライター。
「制服×学園」という舞台設定の中で描かれる、初恋の甘酸っぱさや背徳的なエロスに強く惹かれています。
実際に作品を読み込み、**「本当に抜けるのか？」**という視点でレビュー記事を執筆中。