先パイにちゃんと好きって言えばよかった話の見どころ

【レビュー】先パイにちゃんと好きって言えばよかった話

『先パイにちゃんと好きって言えばよかった話』は、告白に失敗した男子学生と年上の先輩女子との関係を描いた切なくも背徳的な青春エロス作品。
思春期の“好き”という言葉の不器用さと、先輩という存在の包容力を軸に、恋愛と欲望のすれ違い が描かれています。

グレースケールで描かれた本文は全75ページ（＋表紙・奥付）。
濃密な心理描写と肉体的な交わりのコントラストが、最後まで読者を引き込みます。

女子に告白するも振られてしまい、落ち込む佐藤。
そんな彼の前に現れたのは、巨乳で美人な先輩だった。

「君…童貞？」
軽い一言から始まった二人の関係。

先輩は佐藤に“初めて”を与えてくれる存在となり、
彼は次第に彼女へ本気の恋心を募らせていく。

しかし佐藤は、その気持ちを言葉にできないまま日々を過ごす。
楽しく甘美な関係が続く一方で、「好き」と告げられないすれ違いが彼らを少しずつ遠ざけていく。

やがて訪れる、避けられない終わり。
彼女に対する本当の想いを口にしなかったことを、佐藤は後悔するのだった――。

『先パイにちゃんと好きって言えばよかった話』は、甘くも切ない青春の1ページを、エロスと共に描いた逸品。
単なる性の関係に留まらず、恋心を伝えられなかった後悔 が全体を覆い、ラストには胸に重みを残します。

そんな読者におすすめできる作品です。
タイトル通り「好きと言えなかった後悔」がテーマになっており、読み終わった後に 甘い痛みと余韻 を感じられるでしょう。

👉 背徳感と青春のもどかしさを両方楽しみたい方に、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。

女子校生ジャンルの同人誌を中心に追いかけているライター。
「制服×学園」という舞台設定の中で描かれる、初恋の甘酸っぱさや背徳的なエロスに強く惹かれています。
実際に作品を読み込み、**「本当に抜けるのか？」**という視点でレビュー記事を執筆中。