人間コピー機 キューブリック|くるくる

人間コピー機キューブリックの見どころ

『人間コピー機キューブリック』は、学園を舞台に“人間をコピーする”という禁断の機能を持った謎のキューブを巡る物語。主人公が片想いするカースト最上位のヒロイン・白石さんをコピーしてしまったことで、背徳感とスリルが入り混じる展開が繰り広げられます。

単なる妄想や夢オチではなく、「コピーした存在とオリジナルがつながっているかもしれない」という設定がスパイスとなり、読者に独特の緊張感を与えます。コピーを相手にムフフなことをすればするほど、現実の彼女に影響が及ぶかもしれない――そんな背徳シチュエーションが最大の魅力です。

地味で目立たない主人公は、クラスカーストの頂点に君臨する白石さんに淡い恋心を抱いていました。しかし彼女からはどうやら嫌われてしまったようで、想いは届かないまま。

そんなある日、差出人不明の謎の荷物が届きます。中に入っていたのは「人間をコピーできる」という信じがたい機能を持ったキューブ。半信半疑で試してみると、目の前に現れたのは――白石さんのコピーでした。

コピーを相手に妄想通りのシチュエーションを楽しむ主人公。しかし、不思議なことにオリジナルの白石さんに微妙な変化が…。もしかすると、コピーに施した行為が本物にも伝わっているのか？予測不能な事態に、主人公の背徳的な冒険はさらに加速していきます。

『人間コピー機キューブリック』は、コピー×背徳というユニークな設定を最大限に活かした意欲作です。ヒロインへの叶わぬ想いと、禁断のテクノロジーが絡み合い、妄想と現実の境界を揺さぶります。

読者は主人公と同じく「コピーだから大丈夫」「でも本物に影響するかも」というジレンマに翻弄され、最後までページをめくる手を止められません。

背徳シチュや“もしも”の妄想を楽しみたい方に強くおすすめしたい一作です。

女子校生ジャンルの同人誌を中心に追いかけているライター。
「制服×学園」という舞台設定の中で描かれる、初恋の甘酸っぱさや背徳的なエロスに強く惹かれています。
実際に作品を読み込み、**「本当に抜けるのか？」**という視点でレビュー記事を執筆中。