JKの堕としかた -前日譚-の見どころ

【レビュー】『JKの堕としかた -前日譚-』―少女が堕ちていく物語の序章

「純粋な日常が、ある出会いをきっかけに大きく変わっていく」――。
そんな背徳的なテーマを描く同人シリーズの始まりが、今回ご紹介する 『JKの堕としかた -前日譚-』 です。

本作は後に続く『-NTR編-』へとつながる“序章”として発表され、ヒロインの心境や状況がどうして歪んでいくのかを描いています。短編ながらも強烈なインパクトを残す一作です。

舞台はごく普通の学校生活。
しかし、ヒロインの前に現れたのは「大人の男性」という存在でした。

彼女は最初、警戒心を抱きながらも、次第に相手に絡め取られていきます。
その過程で「自分の知らなかった世界」を体験し、後戻りできない扉を開けてしまう――。

この作品は、ヒロインが“堕ちていくきっかけ”を描いた、物語全体の起点にあたる短編です。

タイトル通り、これは後の本編につながる“始まりの物語”。
ヒロインがどうして「普通」から外れてしまったのか、その端緒が描かれています。

コミケ105で頒布された作品で、全23ページ。
短いながらもテンポの良い展開と強烈なテーマ性で、次回作への期待を大きく高める構成です。

公式紹介文にもある通り、本作には独自の性癖描写が詰め込まれており、一般的な恋愛物とは一線を画しています。
そのため「通常のラブコメとは違う刺激が欲しい」という読者層に刺さります。

『JKの堕としかた -前日譚-』は、シリーズ全体のプロローグとして位置づけられる短編です。
ヒロインが“普通の少女”から“堕ちていく存在”へ変化するきっかけを丁寧に描きつつ、短編ならではのスピード感で読後に強い余韻を残します。

続編である『-NTR編-』と合わせて読むことで、ヒロインの転落劇をより深く味わえる構成になっており、シリーズ通読をおすすめします。

女子校生ジャンルの同人誌を中心に追いかけているライター。
「制服×学園」という舞台設定の中で描かれる、初恋の甘酸っぱさや背徳的なエロスに強く惹かれています。
実際に作品を読み込み、**「本当に抜けるのか？」**という視点でレビュー記事を執筆中。